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農業の勉強がしたい。

日本の農業の現状の課題を知りたい。

そんな思いから、まずは基礎から学ぼうと思いました。



日本の農業の現状


皆さんは、日本の農業が衰退していっていることを知っています。

私はあまり理解できていませんでした。


日本食は美味しい。

それは、日本に住んでいることからの固定概念ではなく。

和食は、世界的に考えても、日本の誇りだと思います。


和食の源の生みの親が衰退している。

そのような状況なのです。







要点はこれ、


  • 高齢化

  • 耕作放棄地

  • 食料自給率








高齢化

日本の農業就業人数は年々減っています。

グラフを見るとわかる通り、2000年から2018年までを見ると、

半分以下に人口は減っていることがわかります。

それに加えての高齢化です。

65歳以上の割合は、2010年時点で約60%、

2018年には約70%にまでなっています。


思い返せば、私が小学生の時、

農業で働く人たちの中に、若者はすでにいなかった記憶があります。

20年たった現在も、就業する若者はいないという現状ですね。







耕作放棄地

耕作放棄地とは、農作物を作っていない耕地のこと。

農業就業人口が減っていることから、

耕作放棄地が増えるであろうことはわかると思います。


上図を見るとわかるように、年々拡大しており、

35年前から見ると、3倍以上も増えています。

それだけ無意味な農地が増えているということですね。

宝の持ち腐れとまでは言いませんが、もったいない状態です。






食料自給率

食料自給率の低下

これが、もう一つ大きな問題です。

なぜ、問題なのか。


その前にそれぞれの意味を説明します。


食料自給率=

私たち毎日食べている食べ物をどれだけ自分の国でつくっているかを示す割合


食料自給率の指標は、カロリーベースと生産額ベースの2つがあります。


カロリーベースとは?

1日にとるカロリーのうち、何%が国産の食品からとるカロリーか=

1人が1日に食べる国産食品のカロリー➗1人が1日に食べる全食品のカロリー


生産額ベースとは?

生産額のうち、国内生産の額=

食料の国内生産額➗食料の国内消費仕向額


上図グラフをみると、これも年々下がっていることがわかると思います。



他の先進国と比較してみます。








日本は先進国の中で、最低の水準です。

カナダと比較すると、カロリーベースは1/8程度です。


食料自給率は低いということは、

食料を輸入に頼っているということです。

ほかの国が、天候など何かの理由で輸出をストップしたら

我々は食べ物に困ることになるということです。


じゃぁ、どう改善するか。

私なりに考えると下記になります。


・和食を食べる

もっともな発想ですが、最もすぎます。

グローバル化することと相反するようにも感じます。


・料理に日本の食材を使う

品質が高いことは理解していますが、

実際価格を考えると輸入品のほうが安かったりします。

そうすると、必然的に輸入品を買ってしまいますよね。

じゃあ、国産の使用を促すにはどうしたら良いか。


・海外への販路を開拓する

これは、時代に即した凄く重要な課題だと思います。

国産品の良さを、海外に理解してもらい輸出する。

コロナ時代だからこそ、考え直すべき項目でもありますよね。







最後に、個人的な見解です。


国産の使用を促すにはどうしたらいいか

コストを抑えることが再重要だと思います。

ここでいうコストとは、生産コストです。


なぜなら、

海外の品質レベルは上がり、品質という付加価値は通用しなくなってきている。

そうなってしまうと、低価格の輸入品を選択するに決まっています。


生産コストを抑えるには?

生産コストを抑えるとは、

簡単に品質の高いものを作るということが必要になります。

その為には、生産技術を向上させる。

ICT技術を活用することが1次産業に必要不可欠です。


実際、アメリカやオランダはそれらの技術が大変優れており、

今の日本の農業とはかけ離れたことをやっています。

「アメリカ アグテック」と検索してみてください。



じゃあだれがするの?

若い人材です。

若いエンジニアです。



1次産業に若い人を引き入れるには?

農業の良い情報をどのように扱い、どのように発信するかを考え、

若い人材が振り向くような仕組みが必要だと思います。




頑張りましょう日本。





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